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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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みつめている主体 その10


下の記事で予告したルネ・ウェーバーが語るボーム理論
「空像としての世界」から書き写しました。
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Ⅳ 場の意識と場の倫理 ルネ・ウェーバー

ボームの理論はおどろくべき宇宙論を開示してくれる。その内容におとらず、その発祥も、つまり提唱者が物理学者だということもまたおどろくべきことだろう。専門分野が細分化・自閉化した現在では、卓越した理論物理学者が科学上の名声をかけてまで、なぜ意識の探求に専念するのか人は不思議に思うだろう。ボームの宇宙観をはっきり理解することが、その問いに答える助けとなる。

インドの哲学と、ことにインドの哲人クリシュナムルティにふれて、かれはその考えを確かなものとして受け入れたのだ、われわれに最も身近で、しかもわれわれが常にそれに従って活動している意識形態は、真の実在を不純にしているのであると、古典的な形而上学や物理学が抱いている古典的希望、すなわち思考が真の実在を開示してくれるだろうとの希望はいかにしても叶わないのである。

思考は”反応する”(レアクチヴ)能力ではあるが”自ら働きかける”(アクチヴ)能力ではない。だから自然の調べに人間を同調させることができたにしても、それはごく部分的なものでしかなく、自然の大部分は歪められてしまうのである。思考とは一種の化石化した意識であり、「知られたもの」の埒内でしか働くことができず、またそれゆえ定義によって非創造的なものである。

真の実在、ないし究極的なもの(ボームはこの二つを等値してはいないが、それを明らかにすることは本論の範囲を超える)、それは-みずから探求した結果、ボームは確信した-つねに生きているのだ。それは生々流転する過程なのである。思考は時間に縛りつけられているため、時間・空間という限られた枠の外にあるものは決して掴み得ない。


ボームはみずからの議論に他の思想家の説を容れることを余り好まず、過去によりかかることなく、与えられた問をかたくなに一からはじめて解いてゆく。だが、過去の哲学者のなかに自分と似た見解をもつ者がいることはかれも認めている。例えばプラトンである。その洞窟の比喩(『国家』Ⅶ章)はボームの宇宙論と驚くほど一致している。その点を指摘され、プラトンの洞窟と彼の表出された秩序とが、またプラトンの光のたとえとかれのいう内蔵された秩序とが、おのおの相関していることをかれは認めている。

プラトンの光(太陽)もボームの内蔵的秩序も、ともに洞察によってしか悟れず、言語を超えたところにあり、大変な努力と誠実さを要する変化を喜んで忍ぼうとする者のみがそれに近づくことができるのである。内蔵された秩序のさらに「無限のかなた」とボームは特徴づけた領域-すなわち真理、叡知、洞察、慈悲-はプラトンのいう究極者、すなわち真、美、善、一に比せられるのである。


その他の歴史的伝説も想起される。西洋ではプロティノス、ライプニッツ、それにスピノザであり、東洋では仏陀、シャンカラ、それに”智”(ジニヤーナ)のヨーガである。智のヨーガは明知明識による解脱への道であって、そのクリシュナムルティないしボームとの親近性は顕著である。それは概念的体系や濾過装置を通さぬ純粋な”覚識”(アウエナネス)を重視し、形而上学や公教的宗教を、また儀式や象徴体系をいましめる。

それは伝説の中では「山腹をまっすぐ頂上へ向かう道」として知られ、およそ存在するうちで最も直接的だが最も困難な道と見做されているのである。その要求するものに応ずることを厭わぬと言える者、あるいはこの離れ業を成し遂げる能力のある者はほんの一握りしかいない。みずからの体験を書き残した人びとによれば、それによって得られる高邁な境涯は沈黙である。かくて(意外な出典を引くことになるが)マイスター・エックハルトはこう断ずるのである。「全宇宙の中で沈黙ほど神に良く似ているものはない」と。そしてかれはその発見を方法論に結びつける。「君はなぜ神について無駄なお喋りをするのか、何を言おうとそれが真実でないことがわからないのか」。


ごくわずかな註解ではあったが、われわれは伝統的な思想とはここでお別れせねばならない。ここで言われた豊かなる静寂を探求した人びととわれわれの立場を結びつけるのは、たしかに歴史的にも心理学的にも興味あることだが、過去に心を奪われれば、次々とあらたに生み出される生き生きとした”現在”(モーメント)-ここにこそボームの全関心が集中されているのだ-をおおおいかくし、それを欺くことになる。かれ自身と語り合う人がいかに興味ある哲学者や思想体系をもちこもうとも、ボームは志操頑固にそれらを最小限にまで切りつめ、問題を”現在の一瞬”にまで引き戻す。かれの物理学上の仕事と意識への関心とを結びつけているものは、この生き生きとした一瞬一瞬の実在開示へのかかわりなのである。

つづく

| デイヴィド・ボーム/カール・プリブラム | 23:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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寒い!


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今戻ってきたところだけど寒い!
内地も寒そう。


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アラスカ 史上3番目に長い一時的寒波の襲来
華氏-65も(摂氏-53℃?)

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米ワシントン州は記録的な雪、ガストン湖は竜巻かマイクロバーストか?
寒波のヨーロッパ、吹雪は北イタリアを襲いエッフェル塔も一時閉鎖

パプアニューギニアでの火山が活発
ロサンゼルスは木曜日の夜の4.5の地震でパニック

専門家はパキスタンのアラブ海海岸沿いの津波を予測
オーストラリアのゴールドコーストでは高波に注意

キジは地震と津波を予測できるそう。

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12月に2008年で最も大きな満月があったばかなのに
明日は2009年で最も大きな満月がみれます。

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ガラパゴス諸島で発見されたピンクのイグアナ


■クローン牛が食卓へ 内閣府委「ゴーサイン」の方針 
クローン動物食品の安全性を検証している内閣府食品安全委員会の専門家ワーキング
グループ(座長・早川堯夫近畿大薬学総合研究所長)は5日、成長した体細胞クローン
牛と豚について「従来の牛と豚に比べて、差異はない」として安全性を認める報告書を
まとめる方針を固めた。食品安全委は報告書を検証したうえで、正式にクローン牛関連
食品の安全性を認める見通し。今年中にもクローン動物食品の流通が認められる可能
性が出てきた。

| 未分類 | 23:25 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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一人でする武道と集団のスポーツの大きな違い


下の記事にサッカーのことを書いたけれど
私は元々集団でするスポーツが戦争みたいで好きになれなくて
その点、日本の武道、一人か、一対一の武道が好きです。

一人や一対一の武道って、相手は自分自身だと思うの。
周囲の環境や気配を感じ取りながらする武道。
だからとっても静を感じる。

一番好きなのは弓道、次に剣道。

前にも書いたけれど、まゆみということもあってか
弓には子供のころからとっても惹かれて弓矢で眼を突きました。
黒目を外れたので失明は免れたけれど
アカンベをすると白目に名誉の傷痕があるんですよ。

だから、サッカーの世界ブームって好きになれない。
日本人には元々合わないんじゃないかな?
こういうところでも隠れた操作があるんじゃないのかな?


サッカーファンの方、ゴメンナサイね。

| 未分類 | 15:25 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

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本を書き写してみて


あちこち追記しました。

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まず

ボーム「そのためにはもっと高いエネルギーが必要だと思います。それはちょうど原子の変容に似ています。初期には少数の原子が変容し ― それを起源の変容と呼んでいいでしょう ― それから炎のように拡散し ― 力と連鎖反応が生まれた。このこと(内部エネルギーと叡智についてこの原理)を見てとる個人は、原子の変容を発見した人に似ています。原理上はその人は既に人類を変容させていますが、それがまだ現れてきていない。いいですか。」

この原子の変容を発見した人というのは
言葉通りに原子物理学の創始者ともいわれるA.ラザフォードのことなのか、
あるいは仏陀のことなのか、
分かる人がいれば教えてください。


今回本を書き写してみて
しっかり覚えているところと全く記憶にないところがあった。
上の(原子の変容を発見した人)も覚えていない。
本はかなりじっくり読むほうだけど当時わからなかったところは
読み流していたのかも知れない。

ボームのことが頭にあったせいか、
沖縄に越してきた99年に東海村の臨界事故が起きた時、
これは人類にとっての臨界に置き換えられるんじゃないかと思って、
核分裂を人類に置き換えて考え、何人かの人に話したことがあります。
中性子が飛び出して…とかノートにも絵つきのメモがある。
(*中性子を人間に置き換えて考えました。)


ブームのアセンションという言葉は好きじゃないし
疑わしく思っていると何度も書いてきたけれど

仮にアセンションがあるなら、ボームがいうところの
高エネルギーで生きた結果にやってくるものだと思う。
結局みずから輝くしかないでしょう。

高エネルギーで生きるための
そのための第一歩が何世代も続いてきた不幸、争いを停止すること、
家庭内の揉め事、争い、その他の争いを停止すること、
エネルギーの消耗、浪費、低エネルギー状態にあることに気づくこと、

ボームは飲酒、喫煙もそうだと言ってるけれど私はどちらもしないので
よくわからないけれど少し考えてみれば、たしかに浪費だろうね。
飲酒、喫煙してる方はどうですか?
断酒、禁煙した方はどうですか?

お酒はストレス解消で飲む人が多いだろうけれど
酔いが覚めれば元の木阿弥状態。
ストレスの原因が解消されないから一層ストレスが増えるばかり。
飲酒で争い、暴力になることも多い。

話はそれるけれど
料理人にタバコやめないと美味しい料理は作れないよ、といって止めさせたことはある。
タバコぷかぷか吸ってる姿をみると、この人の料理は美味しくないと思っちゃいます。
間違いなく繊細な味は出ませんね。

他に低エネルギーって3Sもそうだろうね。
テレビゲームもそうだろし、
集団憑依にしか私には見えないサッカーの異常な応援とかもね。
あのエネルギー、他に使えば凄いこと起きるのに、勿体無いってよく思う。
そう考えると現在社会はほとんど低エネルギーばかりだね。

人類が高エネルギー状態にならないように
彼らはあの手この手で色々と工夫してるんだと思う。

話を戻して
じゃ、どうやって争いを停止させるかが問題になってくるんだけど、
その争いを駆り立てるもの、圧力を内面深く深くみていくこと、
洞察することが、低エネルギーから脱出する方法。
これは本気になれば誰でもできるはず。

あ、そうか!
実際それができていないということは
ボームがいうように
結局人類全体のことを考えて生きていないことになるんだね。

それで考えると宗教や民族の違いによる争いが問題になるんだけど
まずは足元、家族、友人、仕事関係の人との関係から始めるしかない。
ボームがいうように、
高エネルギーの人が十人集まるだけでも大きな変化が起きるはず。


94年に”みる”という大切なメッセージの夢もみたこともあり
ちょうどいい機会だと思って私は友人たちに声を掛けて
自己の内面の深い部分をみつめることについて
95年から96年にかけて勉強会をしたことがある。

クリシュナムルティは特に
両親と子供、先生と子供、大人と子供、この圧力関係をずっと訴えてきた人。
親が子供の未来を心配してあれこれ口出すこと自体が子供への圧力で、
その親もそうやって育てられ、それが代々続いた不幸で
いまの世界の不幸を生み出している、と訴えてきた人。
詳しく知りたい方は本で読まれるといいでしょう。
(色んな本が出てるので内容をチェックしてくださいね。)
図書館にもあるでしょう。

クリシュナムルティの本を読んだとき、一層私の両親の点数が上がりました。
クリシュナムルティが心配するところの親ではまったくなかったので。


途中経過の報告でした。

あ、いま船の汽笛が鳴った。いいな。

| デイヴィド・ボーム/カール・プリブラム | 14:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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