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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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みつめている主体 その13


昨日のつづき
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                    これも12月に撮った電球



Ⅳ 場の意識と場の倫理 ルネ・ウェーバー

この逆説とは何だろうか。こうである、すなわち「真理」について多くのことを語る(いや考えるだけでも)ほど、真理を遠くに押しやってしまう、というそのことである(ハイゼンベルクの不確定性原理との類似は明らかである)。だが、その作用自体において不純さ(時間、自己、言語、二元論)を招き入れ、そのようなことをしなければ”無垢であるもの”(クリシュナムルティ自身、1976年にオジョイでわれわれと会談したさい、このような文脈でこの言葉を遣った)を曇らせてしまうもの、それこそわたし(アイ)、思考者、すなわち崇高なるもの、ないし神についての思弁を創り出す者なのである。

この主張はべつに新しいものではない。しかしクリシュナムルティの調子や言葉に見られるほどのひたむきな雄弁さをもって、あるいはボームほどの明快さをもって、この主張が表現されたこともまずなかった。じっさい、このような主張を見たいと思えば遠いかなたをさ迷う必要はない。たとえばカントが想いおこされる。すでに十八世紀後半、かれは、われわれが究極的なるものを体験するのは不可能である-しかもその不可能性は論理、すなわち思考の法則にもとづくゆえに克服できぬ障害となる。-とくり返し述べている。カントは、その究極者の領域を物自体と呼んだが、これはすなわちクリシュナムルティとボームが叡知ないし慈悲と(仏陀は法と、プラトンは「善」と)呼んだものにほかならない。

カントは『純粋理性批判』の中で、思考可能で名指しできるものはすべて、心に先天的に備わった構造-空間、時間、質、量、因果性など-に順応せざるを得ないことを入念に論証し、それによって形而上学を葬り去ったのである。カントのいう諸範疇は、ボームが三次元性の領野と呼ぶものである。ただし後者は認識的能力のほかに、情動(エモーション)、意志、意向その他の心理的能力を含むゆえに、前者より幅広いものである。これらの能力はすべて、感覚的経験(ボームの言葉では”顕在化した”(マニフェスト)ないし”表出した”(エクスプリケート)秩序)にかかわるもので、現象の領域でわれわれが活動する能力のもととなっている。

この次元にあっては、われわれは上述の普遍的知覚装置を通して”実在”を濾過する以外、選択の余地はない。たしかにわれわれのこの変形能力は、それが適切に(生物として生きるうえで、つまり日常生活のある種の実際出来事に)用いられるときには有用なものである。だが、カントが悟っていたように、われわれはそうすることで大きな代償を払っているのだ。本体(ヌーメノン)つまり物自体はわれわれの網で捕らることができないため、われわれには不可解なものにとどまる。カントにとってもボームにとっても、知とは顕在化されていないものを、われわれのように一定の構造を背負わされた生物にとって近づきやすいものとするために、顕在化したもの(現象)に波長を合わせてゆく過程である。このようにある波長の波だけを濾し取り、またそれによって全体を歪ませてしまうこと、これは生得的でかつ普遍的なことなのである。物自体は、われわれがその有限的な受信装置を使ってそれに「波長を合わせ」(チューン・イン)ないときの姿で、われわれに立ち現れることはできない。これはまさに定義によってそうなのである。


この地点で道は分かれる。クリシュナムルティ、ボーム、およびすべての神秘主義的伝統は、現象体験についてのカントの分析には同意する、しかしながら、かれらはカントの主張を超えて前進し、これらの障壁に閉じ込められない意識状態があると宣言するのである。この問題についてのカントの見解は、西洋哲学では決定的なものとして受け容れられてきたが、しかしカントによれば、本体に近づくために基礎とするべき”その他の能力はわれわれの中には一切ない”のである。それに対しボームや上で述べた人びとは、そのような力が宇宙のうちに-厳密に言うとわれわれのうちにではない-存在すると主張する。意識が個々人の中に持っている活動中心を否定してゆくとき、宇宙の力が個々人を貫いて障碍なく流れることができるための条件がととのう。

その結果得られるものは、カントのいういみでの知ではなく、”直接的な非二元論的覚識”である。そしてそれは、カントが何の説明も用意しておらず、何らの語彙も持ち合わせていない意識状態である。その覚識に到達するのに欠かせない条件は、ボームが繰り返し言うように空(エンプティネス)である。そしてそれにはカント的な、三次元時空の諸範疇の使用を一時停止させておかねばならない。そのような空は”知る者として”の意識の停止をひきおこし、われわれをつらぬいて作用し、われわれや他者の日々の生を喜びに輝かせる本体的叡知を受容できる装置へと、われわれを変容させるのである。ここに働いている特殊メカニズム(機制)を理解するのは難しい。

おそらくわれわれは巨大な宇宙エネルギーを、自分たちが生き、活動している小宇宙の平面に”集中させられる”ように、宇宙エネルギーの電圧を段階的におとすことのできる変圧器と似たものになっているのであろう。そのメカニズムがどのようなものであれ、そのような水路として働くことのできる数少ない人びとは、かれと交渉をもつ者たちにとって新種の人間のように見えるのである。(クリシュナムルティは、かれと会った誰にとっても明らかにそう見えた)。そのような人は、かれがただそこに居るというだけで、澄明さや叡知、秩序や愛を周囲に発散する。かれは、かれのもつまさに”気”(アトモスフィア)によって、われわれの混沌たる人間世界を倫理的領界に変質させることができるように見え、そしてその”気”は、われわれがその名も概念も持ち合わせていないエネルギーに満ちているに違いない。われわれはせいぜい、その”気”の存在や力について、比喩的で近似的な言葉で漠然ととらえることしかできないのである。

つづく

| デイヴィド・ボーム/カール・プリブラム | 22:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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前にも書きましたが


もうかなり前からだけど記事が多くなってきて
正直、気象(宇宙も含めて)ニュースをアップするのがめんどくさいです。
国内では全然情報が得られないから海外のサイトをみているんだけど
探すのも下手な翻訳にも時間がかかるので誰かにやってもらえたらなと思う。
かといって、こんな面倒なこと、全面的にやってくれる人はいないだろうな。
探すのがまず一苦労だしね。

他に世界の気象関係のニュースをアップしているブログは知らないので
つい気象ニュースアップが義務になってるところがいけないかな。
止めようと思いつつ、ついまた続けてしまう。
他にこういったブログ、ありますか?

LHCが止まってしばらく何もなかったときは楽だったけど
また増えつつある。

人類の集合意識をみるために地球の変化を知りたかったけれど
いまやどこからどこまでが自然か人工かが分からなくなってるので
こういう意味でもアップしても仕方ないかなと思う。

それか、”米国寒波”くらいに短くするとかは?

私にしかできないことや、義務に感じないことを
本当はアップしたほうがいいと思うんだけど…
ブログ自体いつか引退しなきゃいけなくなる日もくるだろうし、ね。

頼まれもしないのに勝手に義務に感じてやってしまうのは
日常でもよくあることで私の良くない癖の大きなひとつ。
店にお客さんが誰もいないと客呼びしてやらないといけないとかね(笑
そうやって余計なところにエネルギーを使ってしまう。


追伸
とりあえず、明日から、”米国寒波”くらいに簡潔にしよう。
そのうち気象ニュース止めるかも知れません。
ということでよろしくです。

| 未分類 | 15:00 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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世界の気象ニュース


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オーストラリア 
北クイーンズランド、腰までの深さの水、ハイウェイは寸断され町は孤立
ケアンズ、ポート・ダクラス、モスマン、イニスフェイルは12日に200mm~400mmの雨
ケアンズでは何百もの家が浸水、バロンとマルグレーブ川が上昇し続けている
タウンズビルと隣接した領域では現在、氾濫の準備
トゥリー、エア、インガムの低い町が危険な状態
先週マウント・アイザからガルフ海岸までの洪水で既に2200万ドルの損害

フィジーの洪水は大変な事態に
4日間の豪雨に続き更に巨大な雨が向かっている

中部モザンビーク この2週間の豪雨で25人死亡、数千軒が破壊
4州の道路、橋、高圧線用鉄塔も破損、荒廃は3月まで続く予測
ザンベジ川は警戒レベル

・・・

米中西部からニューイングランドまで寒波
過去二週間アラスカ上空で閉じ込められていた北極寒気が
米国中西部にやってきた、ミネソタの大部分では-40度に
激しい寒さは東部と南部を襲い続ける

アラスカ(ジュノー) 月曜日に送電塔が雪崩で倒され、2時間街全体が停電
およそ1万5000の家と企業

タイ 厳しい一時的寒波の襲来で5人死亡
バンコクの温度は12日に15℃、今週末まで続く予想(最も低い温度は1974年の11度)
13日、北と東北のほとんどが14℃以下、北Chiang Mai州の山は4℃

英国 先週突然の寒波でコーンウォールの荒野で貴重な動植物の多くが危機

・・・

情報戦争に突入!
■どんな温暖化?震え上がる寒さの米国、英国 
シカゴからロンドンまでの都市が厳しい寒さの中、
気象記録は2008年が最後の10年間より涼しい年の1つであったことを示す。
英国は今年平均5度以下の30年間で最も冷たい冬のスタート、
シカゴは139年間で最も冷たく、124年間で4番目に雪が多く、
木曜日に13年ぶりの零下の気温

気象学者は、太平洋のラニーニャが現在終わっていると言い、
しかし他の気象学者は太平洋で第2の珍しいラニーニャが上昇中で
太平洋は平均より寒い冬が続くという。

トム・スキリング(WGNテレビの主要気象学者)
「全体的な温暖化の最中に特定の地域がクールダウンする。」
ジョン・ハモンズ(ハドリーセンターの気象学者)
「大きな絵でみると圧倒的に温度が世界中で増加しているという証拠がある。」
詳しい内容は元記事で(英語)
http://www.chicagotribune.com/news/nationworld/chi-global-chilljan13,0,6670092.story

気象学者がどんなところに所属しているかで判断するしかないですね。


■ラニーニャ、赤道(太平洋上)で発達、北半球は春まで続く予測(英語)
http://www.thehindubusinessline.com/2009/01/12/stories/2009011250990700.htm


■太陽放射を減少させるために成層圏に二酸化硫黄を注入する話の続報
新たに鉄粉を海に投入する計画がある。
(藻類、植物プランクトンの成長を強化するという理由)
80人の国際的な気候科学者の調査の結果、
54%が最近の異常気象を案じて"計画B"を選択、35%は必要としないと。
これらの方法は副次的損害、予測できない複雑化と副作用の危険を冒すという意見も。
詳しい内容は元記事で(英語)
http://www.crikey.com.au/Politics/20090112-Leading-climate-scientists-call-for-an-emergency-Plan-B-.html

仮に地球が暖かくなっているとして考えても
こういったことをしては絶対駄目、大変なことになる。
それでなくてもいじりまわしておかしなことになってるのに。

寒冷化してるとしたら更に冷やすと大変なことになる。
もしかして氷河期にしたいの?
専門家はどういう調査をしているんだろう?
地道にやってる人もいればお抱えもいるしね。
たちえばNASAとかから一方的に与えられた情報でやってるとしたら?
危険だな。


■寒波のヨーロッパのガス供給停止の続報
ロシア産ガスの欧州向け供給、再開から数時間で停止した。
13日、欧州向けのガス供給を再開、供給停止から1週間で欧州の混乱は正常化に
向かう見通しとなったが再開から数時間後、ウクライナ側でガス供給を止めているこ
とが計器から判明、欧州がガスをいつ受け取れるか不透明な状況が続いている。

ジンバブエ コレラの死者、2000人突破

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