古武術を応用した介護
まゆみ「忍者さんの武道は芸術的な美しさなので、動画をみてもらいたいけど、
公開出来ないので残念です。」
すず「武道家・甲野善紀氏の弟子である岡田慎一郎氏が、古武術を応用した
「古武術介護」というものを開発しています。講座を受けに行って習いましたが、
非常に面白かったです。基本のいくつかは、仕事場でものすごく役にたってい
ます。」
hiromi「すずさんの「古武術介護」って、たまにNHKの番組で取り上げて紹介
されていますよね。昔の人ってすごいな、と単純に思いました。現代は、便利に
なってしまったけれど、昔の人ほど本質的に動いていないのでしょうね。。。忘
れてしまっているんですよね。。。でも何かのきっかけで思い出し、実践するこ
とが大切なのだと最近思っています。
できるなら、忍者さんの武道の動画見てみたい・・・(あっ、言っちゃった・・・)」
まゆみ「すずさんの言ってるものって、女性でも簡単に少しの力で、寝ている
人の体の位置を変えたり出来るやり方じゃないですか?そうならテレビでチラッ
とみました。」
まゆみ「hiromiさん、いつかそのうちね。」
hiromi「まゆみさん、いつか私がまゆみさんに会いに行ったときに、見せてくれ
たら嬉しいです。その時まで楽しみにしておきます。。。。」
まゆみ「hiromiさん、了解です。」
すず「古武術介護講座での濃い内容は吸収しきれませんでしたが、一番簡単で
役に立っているのは腰の後ろの一点(仙骨)の把握です。ここを押せば足の悪い
巨体の人を立たせられます。人体で重要なポイントみたいですね。」
すず「まゆみさんがテレビで見たのは普通の介護技術でしょうね。物理法則と体
の仕組みにのっとって現場で編み出されてきた、少ない力で移動や移乗ができ
るものです。古武術介護はそれとかけ離れたものではなく、基本はおなじものだ
と思います。
ただ、岡田講師に「ベッドではなく床に寝ている全く体の動かない人を一人で車
椅子に移乗させる方法(普通は二人介助で行う)」を質問して、私をモデルにや
ってくれたときは本当に驚きました。自分の体が無重力状態になってマリのように
ポンポンとはずんでいつのまにか椅子にすわっていたのです。これは少々の修
練で使える技術じゃないです。「反動」「はずみ」といった原理を応用しているよう
に思えました。
このとき「石舞台」などの巨石を動かしたような技術は、物理法則にそって数人で
気を合わせて「はっ」「ほい」とやれば割合簡単に出来たのかもしれないと思いま
した。」
hiromi「私がTVで見た、古武術を応用した介護はこれでした。」
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/arch/wed/50216.html
忍者「古武術を応用した介護、そうだね。ほんと、ちょっとした体の使い方なんだ
よね。力を使わずにヒョイッて相手を持ち上げたり出来ちゃう。介護やレスキューの
方とか人命救助の方などは心得てるよね。負傷者を如何に負荷を掛けずに移動
させるかとかね。
昨年、知人のレスキュー隊員でも有り、武道の兄弟子でも有る方から救命救急上
級の講習を受けたんだけど、人を担ぐ事や背負う事、安全確保の為に負傷者を移
動させることなど、まさにこうした如何に力を使わずに、しかも迅速に対処出来
かの訓練だったよ。。この資格は誰でも取れるから興味が在る方は、自分の住む
街の消防署に行き、講習会の事を聞くと良いね。とっても役立つ資格だしお勧め。
こんな受講終了カードが発行されるよ。初級とか中級、上級、指導員クラスも有
るね。AEDの使い方とか、心肺蘇生法とか止血法とか日射病、熱射病、異物を飲み
こんだ時の対処とか、包帯の巻き方とか知っておくと災害の時とかにも役立つし
良いと思うよ。」
*忍者さんは上級救命講習終了証を持ってます。
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