PREV | PAGE-SELECT | NEXT




あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


≫ EDIT

『アフリカゾウの減少が止まらない。ゾウの大量虐殺の一因を生んだのは日本』


ゾウの大量虐殺の記事をアップしようとしてたら
タイミングよくニュース記事が出ました。

タイで象牙315キロ押収 8800万円相当(琉球新報)

送り主はギニア人の男で、発送地はモザンビーク。

////////

朝日新聞アフリカ特派員の三浦さんのレポートです。

写真を一枚だけアップしますが、
像が殺されている写真はあまりに悲惨なのでそれは載せません。

三浦英之(朝日新聞アフリカ特派員)

アフリカゾウが減少が止まらない。モザンビークでは過去5年で5割も減少。タンザニアでも6割減っている。象牙を目的とした密猟が原因だ。密猟が続くモザンビーク北部に入った(*)(*印はクース・ランズバーグ氏の提供写真)

②モザンビーク北部の国立公園。サバンナを1 時間ほど歩くと岩山の向こう側でヘリの飛行音がした。「まただ」。レンジャーが顔をしかめる。上空からゾウの居場所を特定し、無線で地上の密猟者に連絡しているという。「今日もまたゾウが殺される」

③公園内のキャンプサイトに到着すると、密猟で殺されたゾウのアゴの骨がずらりと並んでいた。ゾウの保護活動に取り組むクース・ランズバーグ氏は「公園の中心部では3年間で114頭が殺された。もう十数頭しか残っていない」



④密猟は組織的に行われている。上空からゾウの居場所を特定。バイクで現場に急行し、銃で群れを皆殺しにする。公園内にはフェンスなどは見られず、入り口に係員もいない。レンジャーは「警察は密猟者から賄賂をもらい、密猟を黙認している」(*)

⑤ 国際NGOによると、モザンビークのゾウは5年で2万頭から1万頭に約5割減。隣国タンザニアでも約11万頭から約4万頭へと約6割も減った。米研究チームはモザンビークとタンザニアにまたがるエリアが一大密猟地帯だと指摘している

⑥東アフリカで密猟された象牙は、ケニアのモンバサなどで船積みされ、大多数が中国に運ばれる。中国での象牙の市場価格は1キロ2100ドル(25万円)。密猟者には1キロあたり100ドル(1万2千円)が支払われ、膨大な利益が密輸組織に流れる

⑦ゾウの牙は一生に一度しか生えない。象牙を奪うにはゾウを殺すしかない。100年前は1千万頭いたが、現在は50万頭前後。年間数万頭が密猟で殺され、動物保護団体「今後1世代のうちに絶滅する可能性がある」(*罠で右足をケガしたゾウ)

⑧ 国際社会もようやく動き始めた。香港は象牙取引の全面禁止を表明。ケニアも保管の象牙120トン(4千頭分)を焼却処分する。14年には「密輸組織のドン」と呼ばれるケニア国籍の男が逮捕。昨年は「象牙女王」と呼ばれた中国人女性が検挙された

⑨密猟がなくならない最大の理由は汚職。ケニアでは象牙の密猟や密輸で逮捕されても有罪判決が出るのはまれ。過去5年間、ゾウやサイの密猟で有罪判決を受け実際に刑に服したのは7%。犯罪組織は刑を逃れるため政治家や司法関係者に賄賂を贈っている

ゾウの大量虐殺の一因を生んだのは日本だ。かつて象牙の4割を消費。さらにワシントン条約で取引が禁じられた後、00年代に日本と中国が「合法象牙」を南部アフリカから買い取った。市場に大量の象牙が出回り、違法・合法の区別が付きにくくなった

モザンビークではもうゾウが根こそぎ密猟されて、子ゾウまでもが殺されている状態。結果、象牙の小売価格は2010年からの4年間で北京で13倍、上海では8倍に跳ね上がった。象牙は成功の象徴であり、裕福層が「爆買い」している(*)

ゾウは頭が良く、悲しみや怒りを感じ、人間に聞こえない低周波音で仲間と会話する。私たちができることは象牙製品を買わないこと。それはゾウを殺し、顔をえぐって切り落としたもの。そこには合法も違法もない(*)(終)


「合法象牙」って伝わってくるものが調査捕鯨とよく似ている。




関連記事

| ニュース | 12:13 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT