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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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和歌山毒カレー事件の真相


和歌山カレー事件のヒ素鑑定――再分析した京大教授が否定
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=3171

ヤフー知恵袋でも河合潤教授本人が回答されていてびっくりです。
SPring-8ってこんなこともしてるんですね。
しかし河合さんの分析では完全に冤罪事件ですね、

資料として全文を転載します。

和歌山毒カレー事件の真相は、林家同様ヒ素を保
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10166953385

ayokosauhaさん  2016/11/1817:35:59

和歌山毒カレー事件の真相は、林家同様ヒ素を保持していた近所の一家の長男である中学生が、いたずらしたものですか?同地区では池に農薬が投入されたりしたことがあり、これもこどものいたずらとわかった。

november20d2016さん  2016/11/2014:09:00

河合潤@京都大学です.この数年間,カレーヒ素事件の鑑定書を,研究の一環として解析しています.chiebukuroのこのページのことを知らせてくれた人がありましたのでちょっと書いてみようと思います.学生に手伝ってもらってYahooになんとか登録できました.

最近(2016年9月)も和歌山地裁に意見書を提出したばかりですが,その最後で「私(=河合)の一連の鑑定書・意見書が鑑定を超えて指し示す新たな真実は,不明な動機によって4名を殺害し63名に傷害を負わせた真犯人は,凶器の亜ヒ酸を現在も所持したまま,野放しであるという事実である」と結論しました.

科警研は,カレーに亜ヒ酸を投入したとされる紙コップに付着した亜ヒ酸が,H所持の亜ヒ酸とは組成が異なることを知りながら,化学分析で得られた組成比を100万倍して対数(log)をプロットして同一であるかのように見せかけていたことを『季刊刑事弁護』誌No.85に書きました.100万倍や対数などでごまかさずにプロットすると,紙コップの亜ヒ酸はH所持亜ヒ酸とは明らかに組成が異なることがわかります(末尾のクロアチアの本にカラーの図を掲載しています).『季刊刑事弁護』ではカレーヒ素事件を中心として虚偽や捏造の鑑定書が裁判で横行していること,その見分け方を連載しています.この雑誌は弁護士が読む雑誌です.

Hの亜ヒ酸と紙コップの亜ヒ酸とは「同一物,すなわち,同一の工場が同一の原料を用いて同一の時期に製造した亜ヒ酸であると結論づけられた」というSPring-8鑑定書が死刑判決の決定的な証拠となりましたが,この時の測定はバラック装置の実験で,とてもまともなデータが出る状況ではなかったという写真を入手して和歌山地裁へ提出しました.地裁確定判決(p.188)には「SPring-8放射光分析した際の写真も撮っていない。」と書いてありますが,専門誌の論文に’98 12 12という日付入りの写真が掲載されていました.しかもSPring-8では各証拠を1回ずつしか測定していませんでしたが,それが公判で問題になると

「今回のこの測定に要した時間は2400秒です.例えば科警研の皆さんがICP-AESで分析してる場合は,多分,10秒程度だと思います.ですから,10秒程度の計測時間ですと大きな統計誤差が入りますので繰り返し測定することが必要ですが,私のような蛍光X線分析の場合,10秒に対して2400秒,240倍の時間を積算してるということがあります」

という証言がありました.この証言は虚偽です(「嘘」と書きたいところですが,証人の心の中までは知ることができないので「虚偽」と書いておきます).この鑑定人は「和歌山毒カレー事件の法科学鑑定における放射光X 線分析の役割」と題する論文を書いて同一製造業者の「亜ヒ酸が当時の国内には,他に流通していなかった」ので,バラック装置であっても紙コップ付着亜ヒ酸はH亜ヒ酸と「同一物」であることが結論できた,と言い訳しています.この論文が掲載された専門誌は(論文題目で検索すれば誌名はすぐわかります)大学の図書館などで閲覧できます.Hのドラム缶と同じ製造業者の亜ヒ酸は,和歌山市内で多い月には1トン(50kg入りドラム缶で20缶)が販売されていたという公判での証言があります.『和歌山県警察本部,取扱注意,部内資料,和歌山市園部におけるカレー毒物混入事件捜査概要』という冊子にはHのドラム缶は大阪へ同時に輸入された60缶の中の1缶だということがシッピングマークからわかったと書いてあります.このことはある記者が教えてくれました.すぐ冊子で確認しました.この冊子は『取扱注意,部内資料』と言いながら,事件解決の記念として週刊誌・マスコミに広く配布したもので,固有名詞はイニシャルで書かれています.和歌山市内で1か月に販売した1トンの亜ヒ酸の大部分は瓶に小分けして販売していました.

違うルーツの亜ヒ酸は,運が良ければ(使った分析手法で2缶の違いが見分けられるほど組成が違っているか分析精度が高かった時)見分けがつきます.科警研の化学分析がまさにそうでした.だから100万倍や対数などで隠ぺいしたのです.SPring-8のバラック装置で1回測ったくらいでは同じか異なるかなど何も言えないことは理系の常識があればわかります.

このほかにもH所持亜ヒ酸が,紙コップ亜ヒ酸のルーツではない事実がいくつも見つかっています.Hの亜ヒ酸は同体積のメリケン粉などを良く混ぜ込んだものであって亜ヒ酸は低濃度でしたが,紙コップの亜ヒ酸は99%の純度でした.良く混合した低濃度の混合粉末を紙コップに汲んでも高濃度になることはあり得ません.紙コップの亜ヒ酸は塩水が少し入って乾燥した成分が見つかりましたが,Hの亜ヒ酸にはそういう成分は入っていません.などなど.

鑑定料が国費からいくら支払われたかなどもわかった範囲で意見書に書きました.巨額の税金が無駄な鑑定に使われました.

研究室のホームページhttp://www.process.mtl.kyoto-u.ac.jp/ には和歌山地裁へ提出した意見書(1)~(10),(11)~(15)を2つのPDFファイルとして公開しています.
下のような2つの論文も書きました.英語ですがどちらも無料でPDF版がダウンロードできます.

http://www.intechopen.com/articles/show/title/forensic-analysis-of-...
クロアチアの出版社の科学鑑定の本の一章で,100万倍や対数のことなどを書きました(2016年9月Web公開).

http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/xrs.2462/full
カレーヒ素事件Ⅹ線鑑定の概要と問題点を書いたⅩ線分析の国際誌の論文です(2013年5月Web公開).

質問の答えにはなっていませんが,これ以上の答えが書けるのは犯人だけだろうと思います.




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| ニュース | 23:20 | comments:5 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

カレーってとこが味噌かも知れませんね。失礼しました。

| 東洋 | 2016/11/28 23:38 | URL |

日本を警察国家にする為の脅し

>しかし河合さんの分析では完全に冤罪事件ですね、

毒カレー事件だけでなく、宮崎勤事件や酒鬼薔薇聖斗事件も物的証拠もなく、自白だけで有罪にされた冤罪事件です。
なぜ国家権力は冤罪をつくるのかと問われれば、日本を警察国家にして、国家はいくらでも犯罪を捏ち上げることが出来るし、犯罪を捏ち上げて来たという脅しに使う為でしょう。
第一次安倍政権下でも読売の記者が、ひとりSMの様な状況で殺されてます。

| 奇兵隊 | 2016/11/28 23:46 | URL | ≫ EDIT

こんばんわ。東京は寒いです。

私がカレー作るときはキャベツを一個千切りにして弱火で水無しで一時間煮込むの。そこにハウスバーモントカレーを半分入れて出来上がり。簡単でいいね。
もしかしたら、暗号になってるかもね。「同一の物」「異なる物」で生前退位のことを言ってるのかも知れませんね。「SPring-8」でその時期をほのめかしているようにも見える。

| cluster | 2016/11/29 18:22 | URL |

東洋さんとclusterさんからカレーのコメント。ヒ素って原子番号33なんですね。

clusterさんのカレー美味しそうです。今度作ってみようかな。



| まゆみ | 2016/11/29 21:59 | URL |

Re: 日本を警察国家にする為の脅し

河合教授の分析は冤罪の完璧な証明ですよ。

| まゆみ | 2016/11/29 22:43 | URL |















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