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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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闇と光 その5(意識)


IMG_4167.jpg

世界中にあるコーヒーのチェーン店。
ここのコーヒー自体は好きではないけれど、
ある地域にあるショップだけは好きで
近くまで行く用事があるときは寄りたくなります。

なんだかんだ言っても有名なチェーン店だけあるなと、感心する。

天井の高さが店内の空間を一層広くみせる。
外の緑も見える。
1人で利用する人が多く、各々好きなことをしている。
人が多くてもざわつき感がない。

どこの店でもそうだけど、大概は店内を見渡せる席に座ります。
背後を人が通る席は好きじゃない。

この店では外の緑も見えながら店内を見渡せる席に座ります。
席を選ぶときはいつも私ってほんと動物的だなと思う。

人を観察するのが好きだから、ここでもちらちら観察します。

ある時、ここの良さは程よい照明にあることに気づき、もう一度、感心する。
程よい照明が蛍光灯になったらどうだろうかと空想する。
今の雰囲気はがらっと変わるに違いない。
魅力のない白けた空間になる。
目の前にいる人たちも家具もすべてが違うものに変化するでしょう。

そこに居る人も家具もまったく同じなのに、
照明が変わっただけですべてが違って見えるのです。

そうなれば私も足を運ばなくなるから
そこにあった世界は消え去ってしまう。

世界は闇と光でつくられているけれど、
光があれば、光が多ければ良いということではない。
光の量と角度で物語が生まれる。

だけど物語をつくり出すのは光だけど、闇が無くては何も始まらない。

IMG_4166.jpg

ときどき歩く歩道にいつも小石が散らばっていて、
その道を夜歩くたびに宇宙に遭遇します。

車のヘッドライトに照らされた小石が宇宙空間の星々に見えるのです。
通るたびに魅了されます。

近くまできて初めて小石だとわかる。
この道は何年も通っているけれど今でもそのまま。

何故いつもこの歩道に小石が散らばっているのかわからない。
物語が変わりそうで理由を知りたくない気持ちもある。

この物語を作るのは適当に散らばった小石と車のヘッドライト。
夜(闇)と光の角度で歩道に宇宙が創造されるのです。

世界はマジックのよう。

世界は闇と光で創られる。そしてもう一つ重要なことは、観察者の立ち位置。更に重要なことは観察者の意識。観察者の意識なくては、闇と光が在っても世界は創造されない。目の前の贈りものには決して気づかない。

IMG_4183.jpg

久しぶりに闇と光シリーズを書こうと思ったのはこの記事がきっかけです。

左端の漁師さん、SF映画に出てくる人みたい。
面白い。

環境が変われば、海の中と地上では、服を着るだけで印象がガラッと変わる。
「旭面」も漁師さんも同じなのに
地上ということと服を着ていることで世界観がガラッと変わる。

私たちは一体何を見ているのかと考えさせられる見本のような写真。

伝統の潜水マスク「旭面」復刻へ 
モズク漁師が愛用、伝統の潜水マスク「旭面」復刻へ 生産中止で修理限界(沖縄タイムス)
https://goo.gl/nHrJTf


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