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あいさつ

表紙の写真の作品は、2003年に制作したものです。
尚、当ブログの記事の引用・転載は必ずリンクを貼ってください。


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韓国の原発銀座で惨事がおきたら…


Mc8IMjZm韓国の原発銀座で惨事なら
韓国の原発銀座で惨事なら 「西日本の大半避難」の推定朝日
『・・・カン博士らがシミュレーションの舞台に選んだのは、韓国南東部、釜山市の海沿いにある古里(コリ)原発だ。古里は、軍出身の朴正熙(パク・チョンヒ)独裁政権時代の1978年に1号機が完成した韓国最古の原発。韓国内で商業運転する25基のうち7基が海沿いに並ぶ、韓国最大規模の「原発銀座」だ。 ここでは原発の運転で生じる「使用済み核燃料」を、各原子炉に隣接する貯蔵プールで冷却、保管している。しかし、使用済み核燃料はどんどん増えており、間隔を詰めて「密集貯蔵」している。このうち古里3号機には、韓国の原子炉別では最も多い818トン分の使用済み核燃料(2015年末)が貯蔵されている、とされる。貯蔵プールが手狭になった1、2号機の使用済み核燃料も移送され、3号機で保管しているためだという。カン博士はこうした貯蔵方法の危険性を指摘する。・・・』


早川さんの見解です。

Y. Hayakawa‏

福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質は地上数十メートルの低空を移動した。数キロ以上の高空を移動する火山噴煙とは違った挙動を取った。偏西風の高さまで届かなかった。チェルノブイリも日によって四方八方に移動しているから同じように低空を移動したものとみられる。

したがって、韓国の原発の東側に当たるからの理由でとくに日本列島が放射性物質にひどく汚染されると心配するのは当たらない。東西南北みな同じリスクを抱える。リスクは距離による。もし高空の偏西風まで放射性物質が上昇するなら、日本列島はスルーするだろう。ミサイルが上空を飛ぶようなものだ。

火山噴煙は浮力で高空まで上昇する。その高さを決めるのは火口から供給される熱量だ。原発事故のときどれくらいの熱量が供給されるか。いくつかのモデルを想定して計算すれば、偏西風の高さまで放射性物質が上昇するかどうかを知ることができる。


6年前の福島第一原発事故で、西側の陸地を汚染した何倍もの放射性物質が(偏西風に乗って)東側の太平洋に落ちたの解釈は誤りである。都市伝説だと言ってよい。放射性物質の放出は30分くらいずつ6回ほどあった。そのどのときも、低空の風が西側の陸地に向かっていたときだった。不運だった。

数キロ以上を吹く偏西風に乗った放射性物質は、その真下の地表をほとんど汚染することなくさらに風下に移動するだろう。そして2週間で地球を一周する。3ヶ月もすれば北半球全体の大気が放射性物質にすっかり汚染されるだろう。

2011年フクシマ放射能汚染の日時

C6WEBmyVMAA-iWi2011年フクシマ放射能汚染の日時

福島第一原発から放射性物質が外に出た時刻、原子炉、セシウム量、汚染された地域

C6WEHVRUYAA7_bD福島第一原発から放射性物質が外に出た時刻

チェルノブイリ。やはり西側を汚染してる。1986年4月26日から5月4日までの9日間の地表風の向きで説明できるだろう。上空の偏西風ではない。

C6WS_NNU8AE-ZeFチェルノブイリ。
C6WS_guVUAAtd1dチェルノブイリ。

もしかして、当局は、2011年3月当時、原発から放射性物質が出ても上空の偏西風で太平洋に流されるから大丈夫だと高をくくってたの?

そう考えれば、3月15日に東京や福島市で高濃度の放射能が観測されても、当局が何も動かなかったことがうまく説明できる。

https://twitter.com/muimuiz" target="_blank" title="畠山元彦 ">畠山元彦

これは、SFPの水が喪失して900℃以上となりジルコニウム火災と建屋内の水素爆発となる状況を想定していると思われます。福島とはまた異なって、放出源が1000〜2000℃程度あるとする場合、高い熱とともに放射性物質は上昇すると思いますが、どの程度の高さに達するものでしょうか。

参考:Kang氏が共著者の2003年の論文(911テロ後、この問題を知らしめ燃料の早期の乾式貯蔵を訴えた論文) https://www.nrc.gov/docs/ML1209/ML120960695.pdf 2012年の拙ツイートのまとめ https://togetter.com/li/281581

Y. Hayakawa

温度が1000〜2000℃程度あっても核燃料の質量はたかが知れていますから、(火山噴火にくらべれば)熱量はわずかでしょう。空気塊が2キロを超えて上昇するとは思われません。大気中でも核反応が継続すれば別ですが。

畠山元彦

コメント欄にてということなので再掲: >温度が1000〜2000℃程度あっても核燃料の質量はたかが知れていますから、(火山噴火にくらべれば)熱量はわずかでしょう。空気塊が2キロを超えて上昇するとは思われません。 それは、放射性物質を含む空気の柱は上昇する間に冷えてしまって2km以下で浮力を失うだろうと解してよいですか。

Y. Hayakawa

そういうことです。ただし2キロを超えないはあやしいかもしれません。5キロは超えないと言い直します。火山噴火だと1万トンのマグマが爆発で粉々になると3キロくらい上がります。温度は1000度です。爆発せずに溶岩のままだと300メートルくらい。


畠山元彦

Kang氏のスライドはNOAAのHYSPLITを用いているよう。これはオンラインでも計算してくれるので、細かい設定をどういじるのかは知らないけれど、日付と高さがあればどっちに流れそうかぐらいは検証できそう。

そんなわけで、HYSPLITさんで当日 (2015-01-01) のトラジェクトリを描かせてみた。高さが重要なパラメーターっぽいので古里原発直上、地表50m(赤)、1000m(青)、2000m(緑)スタート。0時 (JST) から24時間分。大して変わらなかった。

C6ZAKOUUwAAZrfEそんなわけで

もっと上空で本当に偏西風にのると、24時間で太平洋の真ん中へ(赤5000m、青7500m、緑10000m)。冬だし、日本海だと冬の季節風は海面近くでも吹いてるだろうってのもあるし、特に陸上の地表近くだとモデルがあまりあてにできなかろうてのもあるし、まあ一例として。

C6ZBqs5UsAAizl_もっと上空で


萩原 佐知子

「偏西風の影響によって」とあるけれど、偏西風に乗るためには放射性物質が火山の噴煙みたいに何千メートルという単位で空高く舞い上がらないといけないんだよな〜〜〜(放射性物質を含む空気が低空に留まり地上風によって移動したせいで、福島は東側が汚染されたわけで〜〜〜)







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